全然大丈夫は間違った日本語?

全然大丈夫!というと、国語の先生や日本語にうるさい大人達は違和感があり、「全然」の後は「ない」がつかないといけないから間違った日本語だよ!と指摘されることがあると思います。

 

これは本当に間違いなのでしょうか?これについて面白い考察があるのでご紹介します。

 

それは、全然大丈夫の中に「ない」(打ち消しの意味)が入っているという説です。

 

ん?どういうことだ?と思われますよね。

 

それでは全然大丈夫と言う時のシチュエーションを考えてみましょう。

 

体育の時間に友達が転んでしまって、あなたは「大丈夫?」と声をかけたとします。

 

そしたら友達が「全然大丈夫!」と言うことがあるでしょう。

 

では、友達はどう言う意図で「全然大丈夫」と言ったのでしょうか?

 

それは、あなたの心配する意図に反して、あなたの心配を打ち消して、大丈夫と言ったのです。

 

ですから、言葉には出していませんが、その言葉の中には否定、打ち消しの意味が込められているため、間違った日本語ではないという論調です。

 

ほかに例を挙げるとすると、「今日は全然晴れているね」と言った場合、天気予報では曇りや雨だったのに、という意味が込められているでしょう。

 

天気予報が晴れなのに、「今日は全然晴れているね」とは言いませんよね。

 

このように、全然〜ないという表現にしないといけないという感覚は少し現代では変わってきているのかもしれないので、頭ごなしに間違っているというのは控えた方がいいかもしれませんね♫

 

今日は昨日に引き続き文法を深く考えてみようのコーナーでした!それでは山ちゃんオフィシャルブログまた明日!